「天使の街」旅行記
-Diary- 2005/09/20 (Tue) 23:00
スペイン語の「天使」(los angeles)という言葉に由来するアメリカ西海岸の街、ロサンゼルス(Los Angeles)に、先週行ってきました。10年前の韓国、2年前のシンガポールに続く三度目の海外旅行ですが、今回は、初の欧米とあって、貴重な体験がたくさんできた気がします。
まず驚いたのが、空港から市の中心部までに広がる光景。日本や韓国、シンガポールなどで都会と言えば必ず見掛けるマンション(英語ではコンドミニアムっていうんでしたっけ…)が全くなく、一般家屋はほとんどが一軒家、それもコンクリート壁が剥き出しの、あまり美しくはない建物ばかりです。都心のビル群はさすが全米第2の都市らしい立派なものですが、そこからほんの10分ほど電車で行けば、もう、そういう貧しい田舎町が広がっていました。
街の中は、日中出歩く分には平気なのですが日没近くなると雰囲気が一変します。道端に座って紙コップを振り、中の小銭をジャラジャラさせながら「ハロー!」と叫ぶ者。歩道に直接布団を敷いて寝る者。何やら早口でまくし立てる声。治安の悪さを実感させられます。日没を過ぎてからは出歩かないようにしていましたが、すぐ近くの道を一日に何度も緊急車両がサイレンを鳴らせて往復していて、実に騒がしいところでした。
世界の富の3割を独り占めする国、世界の大富豪のほとんどが暮らす国、しかし、よく考えてみると、一人当たりの国民所得は日本やシンガポールと大差ないわけだから、世界的大富豪が平均を押し上げている部分を除けばどうなのかは推して知るべきでした。これが「貧富の差」というものでしょうか。競争社会の「敗者」の様子が一目瞭然。まさに「欧米」の世界でした。
そのことを最も強く痛感したのは、アメリカで通用する通貨の種類を見たときです。
「アメリカはドルに決まってるじゃん」と言われそうですが、その1ドル110円程度のお金が「紙幣」であることの意味をよく考えてほしい。1ドル硬貨も一応存在はしているようですが、少なくとも私はただの一度も見ませんでした。現実に流通しているお金は、硬貨は1、5、10、25セントの四種類のみ。紙幣は1、5、10、20ドルの四種類のみです。紙幣のほうはアニマルプラネットの芸で、客の1ドル札を鳥がくわえて舞台に戻ったあとの司会者の、「それではこちらのお客さんの中で20ドル札をお持ちの方はいませんか?」という言葉が冗談として成立していたことから見て、20ドル札が一般に通用する最高額紙幣であることは間違いないようです。実際、入国前に円から両替したときにも、わずか数万円のお金が山のような20ドル札の束に化けて出てきて驚いたものでした。
これが、アメリカの一般庶民の現実だったんですね・・・
ロサンゼルスに行く直前、アメリカではハリケーン「カトリーナ」によってニューオーリンズ周辺が壊滅しました。まるで途上国の自然災害のような惨状に強烈な違和感を持ったものでしたが、実際、ロサンゼルスで庶民の生活をまのあたりにして、大いに納得するとともに、こんな欧米ではなくアジアの日本に生まれたことの幸運を思わずにはいられませんでした。帰国してすぐ、自宅に帰るよりも先に新橋の路上でいつもの天使みひろっち☆様のライブを見に行ったのですが、名前だけの「天使の街」よりも「新橋の天使」のほうがどれだけ素晴らしいか、夜になると満足に出歩けない街よりも夜遅くまで安心して遊べる街のほうがどれだけ素晴らしいか、改めて実感した旅の終わりでした。
まず驚いたのが、空港から市の中心部までに広がる光景。日本や韓国、シンガポールなどで都会と言えば必ず見掛けるマンション(英語ではコンドミニアムっていうんでしたっけ…)が全くなく、一般家屋はほとんどが一軒家、それもコンクリート壁が剥き出しの、あまり美しくはない建物ばかりです。都心のビル群はさすが全米第2の都市らしい立派なものですが、そこからほんの10分ほど電車で行けば、もう、そういう貧しい田舎町が広がっていました。
街の中は、日中出歩く分には平気なのですが日没近くなると雰囲気が一変します。道端に座って紙コップを振り、中の小銭をジャラジャラさせながら「ハロー!」と叫ぶ者。歩道に直接布団を敷いて寝る者。何やら早口でまくし立てる声。治安の悪さを実感させられます。日没を過ぎてからは出歩かないようにしていましたが、すぐ近くの道を一日に何度も緊急車両がサイレンを鳴らせて往復していて、実に騒がしいところでした。
世界の富の3割を独り占めする国、世界の大富豪のほとんどが暮らす国、しかし、よく考えてみると、一人当たりの国民所得は日本やシンガポールと大差ないわけだから、世界的大富豪が平均を押し上げている部分を除けばどうなのかは推して知るべきでした。これが「貧富の差」というものでしょうか。競争社会の「敗者」の様子が一目瞭然。まさに「欧米」の世界でした。
そのことを最も強く痛感したのは、アメリカで通用する通貨の種類を見たときです。
「アメリカはドルに決まってるじゃん」と言われそうですが、その1ドル110円程度のお金が「紙幣」であることの意味をよく考えてほしい。1ドル硬貨も一応存在はしているようですが、少なくとも私はただの一度も見ませんでした。現実に流通しているお金は、硬貨は1、5、10、25セントの四種類のみ。紙幣は1、5、10、20ドルの四種類のみです。紙幣のほうはアニマルプラネットの芸で、客の1ドル札を鳥がくわえて舞台に戻ったあとの司会者の、「それではこちらのお客さんの中で20ドル札をお持ちの方はいませんか?」という言葉が冗談として成立していたことから見て、20ドル札が一般に通用する最高額紙幣であることは間違いないようです。実際、入国前に円から両替したときにも、わずか数万円のお金が山のような20ドル札の束に化けて出てきて驚いたものでした。
これが、アメリカの一般庶民の現実だったんですね・・・
ロサンゼルスに行く直前、アメリカではハリケーン「カトリーナ」によってニューオーリンズ周辺が壊滅しました。まるで途上国の自然災害のような惨状に強烈な違和感を持ったものでしたが、実際、ロサンゼルスで庶民の生活をまのあたりにして、大いに納得するとともに、こんな欧米ではなくアジアの日本に生まれたことの幸運を思わずにはいられませんでした。帰国してすぐ、自宅に帰るよりも先に新橋の路上でいつもの天使みひろっち☆様のライブを見に行ったのですが、名前だけの「天使の街」よりも「新橋の天使」のほうがどれだけ素晴らしいか、夜になると満足に出歩けない街よりも夜遅くまで安心して遊べる街のほうがどれだけ素晴らしいか、改めて実感した旅の終わりでした。